4月, 2021 | 博善グループ
博善グループ

「献体」とは

 

献体とは、医学・歯学の大学での解剖学の教育・研究のために、

自身の遺体を無条件・無報酬にて提供することです。

生前から、献体したい大学や団体に登録をしておき、

亡くなられた時に、ご家族や関係者がそのご遺志にしたがってご遺体を提供し、

献体が行われます。

 

 

献体の同意

 

生前に献体の登録をしていても、

実際にそのご遺志を実行できるのはご家族(肉親)であり、

申し込み本人ではありません。

そのため、ご家族が反対していれば、献体は行われず、

ご遺志が生かされないことになりかねません。

献体の登録をする際には、

ご家族や身近な方に、理解をしていただけるように、

想いを伝えておくことが必要です。

 

 

葬儀は行えるの?

 

献体後は、火葬をされてご遺骨となってお戻りになりますが、

それまでに、通常は1~2年、長い場合ですと3年以上かかる場合もあります。

(移送費用や火葬費用は、大学が負担します。)

 

献体の前に、お通夜やご葬儀を行うことは、何ら支障はありませんが、

大学で適切な防腐処理を行う必要があるため、

お亡くなりになられてから献体されるまでの時間は、48時間以内が目安とされています。

そのため、お亡くなりになられた時間にもよりますが、

亡くなられた当日にお通夜、翌日にご葬儀を行い、

そのまま大学に搬送されるといった流れになることが多いので、

献体をされない場合のご葬儀と比べると、時間に余裕がありません。

事前にエンディングノートを書き記しておいたり、

周囲の方との意思の疎通も肝要になってまいります。

 

 

献体を行ってから、ご遺体のない状態で、

遺影や位牌を中心としたご葬儀を行う方法もあります。

48時間という時間の制約はありませんが、

故人様と対面してお別れがしたい、というご希望に沿えないといった部分もあります。

 

また、ご遺骨がお戻りになってから、ご葬儀を行うこともありますし、

ご葬儀が済んでいる場合は、納骨をする際にご法要を行うことも多いようです。

 

 

大切な想いを遺すために

 

たとえご本人の遺志といえども、

ご遺骨がいつ戻るかわからなかったり、

大切な方が解剖されてしまう、ということに拒絶感を覚える方もいます。

 

まずはご家族や、身近な方とよくお話をされて、

献体や、ご葬儀の行い方についてなど、

皆様の想いも考慮しながらご相談を重ねていくことが大切です。

 

 

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お気兼ねなくご相談ください。

 

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